2010年2月2日火曜日

〇'(第一詩集)異空へ♪


  今日は、平成22年2月2日ということで、2がいっぱい並んでる日です♪
何となく楽しいですね♪
ということは、22日はもっと楽しいのでしょうね♪(*^_^*)
今日も、不可思議な詩の世界へ出かけてみましょう!!
(なぜか、スナフキンさんの登場です~!!)

  「異空へ」

窓のかたちに縁どられたまま
うごかない冬の空
みつめていると
ふいに意識が深まって
ぽっかり空いた空洞に
すべり落ちていくのです

からだごとくるくるまわりながら
宇宙の芯に向かって落ちていく
落下は恐怖よりも諦観に近く
すとっと着地したら
知らない町が広がっていた

その町はいつも夕焼けに覆われていて
時が止まっていた
空いっぱいにこどくの音が鳴り響き
大きく脈を打っていた

たくさんの人が行き交う
乾いた歩道の上に
いちまいの切り紙が
風にあおられて飛んできた
魂を吸いとるという赤い切り紙
ヒトガタに切りぬかれた
紙の表面には

靴の跡がくっきりとついていた
(踏まれても
もう一度、風に舞うんだね)
人々の寂しい心を
いくつもいくつも吸いこんで
いっそう赤く輝きながら
夕焼けをかきわけて
消えていった

私は吸いとられた分量だけ
軽くなった魂を連れて
ふわりと宙に浮かび
意識の中をのぼっていく

2 件のコメント:

  1. またまた素敵な詩の世界へ案内していただいてありがとうございます。
    スナフキンさんって性別不詳っぽい外見ですが、男性だったんですね。
    「スナフキン」で検索するとhttp://d.hatena.ne.jp/suzushige/20050309/p2
    にスナフキン語録が出てきました。かなりの人気者のようですね。浮世離れしたノー天気な生き方が羨ましいです。

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  2. sharonさん
    スナフキンは、とってもすてきな男性ですよ~♪
    じつは(と言っても、知ってる人にはバレてますけど・・笑)スナフキンは私の憧れの人なのです♪(*^_^*)キャハ~♪BYJとスナフキンです・・。

    スナフキンのように無所属な感じの旅人、すてきですね♪
    ムーミン谷にふらりとやって来て、とっても深淵なことを言いますよね~♪スナフキン語録を載せて下さっているのですネ♪あとで見に行きますね~♪待ってて~♪

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