2011年1月18日火曜日

熱視線~♪

  これは既出の「氷上の4分30秒」の短いバージョンですが・・。一応、載せておきますネ♪


        「熱視線」


スケート靴を履いて
氷の上を滑りはじめると
顔にあたる風が心地良い
エッジで世界を感じている
(湧きあがる声援を全身で受けとめて
キミは澄み切った表情をしていた)

スピードをあげて滑走すると
ぼくの不安感や緊張感を
ブレードが切りさいて
氷上に新しい曲線を描く
一瞬ごとに自分の限界を超えていく
(キミは野生の動物の目をして
ひたむきに何かを追っている)

思いきり高く飛びあがって
宙に投げ出された独楽のように
キリキリと回転する
ジャンプが決まるたびに
拍手が波になって押し寄せてくる
(キミは翼を持った天使になって
軽々と空を飛びつづける)

氷がとけるほどの熱気の中
ぼくがステップを踏みだすと
つま先から音楽があふれ出す
(キミの情熱がほとばしる演技に
私たちは吸い込まれていく)

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