2011年12月3日土曜日

心の音色



「心の音色」


何か聞こえてくる気がして
じっと耳を澄ます
かすかな音色を探して
耳が透明になりかけた頃
音の気配のする方向に
すすんでいく

あなたが氷の上に立ち
しずかに踊りはじめると
いちめん青い海になった

ゆっくり近づくたびに
確信は高まって
スピードが増してくる
一瞬ごとに
とまどいが消えていく

白いシャツが青に染まり
あなたは澄みきった表情で
心のままに浮遊しながら
海色の中心を滑る

自分の呼吸と地球の呼吸が
かさなっていくと
音ははっきり聞こえてくる
その音色にみちびかれて
私たちは日々の波間を
ただ漂っている

無意識の海を踊りながら
しなやかに渡っていく
あなたは音色の化身
仕草のひとつひとつが
語りかけてくる
このままでいいのだよ
きっと大丈夫

2 件のコメント:

  1. これを見て思い浮かぶのは高橋大輔君の、ザ・クライシスですね♪
    生きる芸術品の高橋大ちゃん自身が芸術そのものです♪
    素敵な詩をどうもありがとう(^^)

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  2. うふふ・・・。全くそのとおりです♪♪
    さすが、熱き大ちゃんファンですね♪
    のりのりちゃんも生きる芸術品です・・・。♪

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