2018年10月16日火曜日

詩集の感想

。ご感想をどうもありがとうございます

◎ 装丁も素敵で、見開きのブルーの色がきれい。
もちろん詩は、どの詩にも
透明な真理さんの世界が広がっていて、
引き込まれます。

最初の「ほのお」という詩の中に

一冊の書物の中には
いくつものあかりがともっていて
ページを開くたびに
あたらしい光に照らされる

(中略)

書物からあふれ出る
さまざまな光は
飛び交いながらうずまき
大きな星雲になって
宙を舞ったり
地に降りて一輪の花になる

(後略)

という言葉があります。
その言葉は「書物」を「詩」に変えたら、
まさしく真理さんの詩そのものだと思います。
真理さんが選ばれた言葉の1つ1つが
「光」であり「星」であり「花」のようです。
真理さんが作るイマージュの空間が広がり、
私も今、そこに立ち会っている気持ちになりました。
           (加藤喜代美さん)


◎ いつもながら、風や光や色のイメージが
素晴らしく 詩の世界にすっかり浸ってしまいました
好きな詩は「空のピアニスト」 「青い樹木」 「クジラと出会った」
「植物図鑑」などなどです
               (石川早苗さん)

2018年10月15日月曜日

ファンタジー

     [ファンタジー」

銀いろに光る
静かな天を
パリっとはがすと
褐色の大地が
どこまでも

(チョコレートファンタジー)

街並み抜けると
新しい町の
まっすぐな道
チョコの香りに
包まれる

(チョコレートファンタジー)

わたしの気持ちの
ひとかけらだけ
とろとろとろけて
不思議な力が
湧いてくる

2018年9月23日日曜日

夕焼けの匂い

涼やかな
秋の夕焼けを
吸いこんで
柿の実は
空で光っている

(ここにいます
 思いをこめて
 キラキラ)

ひとつもぎとるたびに
夕空は深くなり
ピンクからパープルへの
グラデーション

謎のイルミネーションが
あかるくともる
帰りみち

両手に抱えた
竹かごの中
たくさんの柿の実は
夕焼けの匂い

2018年9月19日水曜日

ひみつ楽団


ぐるぐるうずまき

あさがおのつぼみ

ゆるゆるほどけて

パッとひらくと

夏のいろ



あお あか むらさき

ちいさなラッパ

つぎからつぎへと

花咲くたびに

聞こえてくるよ

夏のねいろ



空に向かって

高らかに

波うつような

ファンファーレ
夏のよろこび
奏でてる




あのトランペットを

吹いているのは

誰かしら






2018年8月17日金曜日

木澤豊さんからの詩集評

   「今という空を」

宇宙の美しさの肯定に満ちた詩集、ありがとうございます
そうだった、この世界はこれほどの光にあふれていたんだ
だから、いつも新しいんだ
そのように詩人のことばが教えてくれました
日々、一つ一つが出会いであった時間がありました
わたしは、それを思い出しました
発見の詩と言えますか

まるで想像世界への案内地図です
たとえば「クジラと合った」」
これは海への導きのうたです
心も体もそれらの言葉にグラリと揺れます
どの詩もそうなのですが。
(中略)

「約束の場所へ」とてつもなく大きなな約束
(ドア)の不思議な存在の仕方
わたしはこういうドアを持っているかなあ
(言葉が意味を結ばない世界 
 私にはまだ聞こえてこない)
(雨)はことばかもしれない 降ってくる 受ける 
晴れる・・・ 時代や人や場所で変わるけれど
いつもそれを浴び濡れている 乾けば自分が終わるときなのかなあ
いや雨ごいをするかな

最後の「窓は印象深かったです
開けなくても開かれている窓
たぶん海へ空へ宇宙へ無へ
 
印象深い詩集でした
ときどき開くことになるでしょう


2018年8月2日木曜日

                  [月夜」

月の光が
まぶしい夜には
出窓を開けて
月の光を吸い込むと
葉っぱの小舟に
飛び乗って
月光の道を渡っていく

明かりのともる
街並み超えて
神話の森を巡りながら
星と出会うたびに
挨拶しながら
どこまでも


月のメロディーが
聞こえてくる方向に
出かけてみよう
月が待ってる

一夜だけのカーニバル




2018年8月1日水曜日

ひみつ楽団

    「ひみつ楽団」

ぐるぐるうずまき
あさがおのつぼみ
ゆるゆるほどけて
パッとひらくと
夏の色

あお あか むらさき
ちいさなラッパ
つぎからつぎへと
花咲くたびに
聞こえてくるよ
夏の音色

波うつような
空に向かって
高らかに
夏のよろこび
奏でてる

あのトランペットを
吹いているのは
誰かしら