2017年12月19日火曜日

  「泰子さんの声の魔法」

長谷川泰子さんの新しいCD[気がつくと」を聞いていると, 泰子さんの清らかで柔らかい声に包まれているような気分になります 不思議なパワーのある歌です CD全体がひとつのストーリーのような構成になっているので、聞き終わったら、真新しい、世界へ入っていけるような気がします

 「恋するボールペン」紙の上を滑っていくボールペンの様子をスケーターと重ねて表現している楽しい作品です 声の向こうに広がりのある明るい風景が見えてきます 踊るような曲調と, のびやかな歌声で本当に氷の上を疾走しているような気分になります 聞いているうちに心が弾んでくる歌です

  「音魂」この曲は、一つ前の「混沌」という曲とつながっているような気がします 「混沌」はヴォカリーズの曲ですが、地球が誕生する前の広大な宇宙空間を感じます
かすかに揺らぎながら、漂っています

 「音魂」の歌が始まると、地球が生まれた時の様子をイメージしてしまいます 何もない状態から小さな光が生まれ、その光がどんどん広がって,,.....あふれていく感じが、楽器と歌声で見事に表現されていると思います 美しい声で歌う人は、やはり、女神のような存在だと思ってしまいます 原初の女神が浮遊しながら大地や空を作っているようです スケールが大きいですね 泰子さんの声の魔法にかけられてしまいます